February 23, 2005

ホスピタリティのある方角へ

「どこどこから、なになにさんのデザインで、これこれが発表になったって・・・」。「どれどれ・・・んー、そうきたか」。「なるほどいい仕事してますなぁ」。
「あれ見た!」。「どこどこのなになにね」。「そうそう。どうよ!」。「いいんじゃない。でもなぁ・・・」。「でも何?、ああいうの欲しがってなかったけ!」。「そうなんだけど、なんかもうよくなっちゃったよ」。
情報としてモノの消費は年々加速している感じですよね。気に入ったモノや気になってるモノがあり、新しい商品や話題の品も知っているけど、じゃあ、その現実のモノの機能を消費するために即購入するかというと、そこはちょっと違う。「デザイン家電」なんて言葉が出始めた数年前から特にそうなんじゃないかと思います。機能が必要で消費していた頃は、新しい機能や性能をアピールすればよく、それにアドバンテージが見出しにくい状況が訪れたことで、モノのデザイン性、言い換えれば文化的洗練度という性能のアピールに鞍替えしたんです。とはいえ、企画やデザイン要素のパラメーターが今を感じやすく判りやすいモノほど、避けられない「飽き」の訪れも早いんですよね。
もともと多義的なモノと人と環境の関係。あればよかったという意味的には平坦な感じのモノとしての存在から、意味的に盛り上がった存在にドライブさせる過程で必要とされるデザイン。そういう現状では、供給者側の「産み」の必要性と、使用者としての必要性(満足・愛着度)のギャップは埋まりにくい感じがしてます。モノと人は、もっとホスピタリティのある関係になれないんでしょうか?・・・。昨年くらいからそんな思いが強くなってます。

Posted by capi at 08:00 P | from category: Main | TrackBacks
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