Fe:LOG http://blog.tetsutaro.com/ [デザイン系雑記] ja-jp 2019-02-19T12:14:10+09:00 張るために戻るスプリングバック http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=52971 スプリングバック(springback)という現象があります。金属の絞りやプレス加工などの時に、必要な角度まで曲げても、その圧力が無くなると、もとに戻ろうとする力によってはねかえってくることを指してそういいます。先日(2月22日)のワールドビジネスサテライトにて放送された「iPodの秘密」。ステンレスの鏡面磨き加工を請負った会社と、iPodやPowerBook等のプレスを行う会社の特集でした。19日のエントリー「新潟出張」で向かった先は燕三条の鍋メーカーですが、そこから更に弥彦の方へ向かった方へ、iPod達を支える工場があるそうです。プラスチックに比べて人と歩んできた歴史の長い金属には、その加工方法からくる独自の技術とノウハウがそれぞれの金属に対して蓄積されています。iPodには、その鏡面を傷つけたくない、あるいは落下による衝撃吸収の意味からいろいろなメーカーがジャケットをやケースを提供してますが、使っている証としてその表面に刻まれる細かなキズが醸し出す手や時間の跡。そんな風合いを見せてくれるのも金属素材の一つの魅力だと思っています。25日の夜半から未明にかけて、東京の西側をうっすらと白くした水気の多い雪。寒くなった秋が気がつくともう春・・・という、ここ数年は、冬はどこに?という印象の多かった東京ですが、今年は雪のおかげで、ちょっとだけ冬っぽさを感じられます。暖かくなるかと思うと翌日はまた寒くなる、それを過ぎると本格的に春なんだなぁと・・・金属も季節もスプリングバックです。 .. 2005-02-26T08:00:00+09:00 ターゲットディスクモード http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=52628 またしてもiBook。昨夜、突然の液晶モニターのブラックアウト。対面修理出来ないタイプの症状。2003年始めに購入したiBookは出張から日々のワークから、プレゼンからと休み無く使っています。国内、海外出張も一緒。というわけで、これでロジックボード交換がブラックアウト症状で2回目、ACアダプタジャックからの火花の時に1回で、都合3回目のトラブルになりました。こういう時にターゲットディスクモードの有りがたさを実感しますよね。無事外部HDと化したiBookは画面が真っ暗ではありますが、ハードディスクの音は聞こえています。無事デスクトップ経由で、バスパワー対応の小型HDにバックアップを取りました。ふぅ。やれやれです。 2005-02-25T08:00:00+09:00 カピバラとヴィッツ http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=52269 昨年末くらいから、どうしたものか「カピバラ」という動物が気になっています。2003年のお正月、初詣での帰りにぶらっと寄った東京の上野動物園で始めて本物を見たのが最初で、その時の印象があまりに愛くるしい(・・・というか心底ほっとするというか・・・)ので、家族全員ファンになってしまたのです。身近な連中に「カピバラ知ってる?」と聞くと、ほぼ半々くらいで知ってるんですね。ちょっと意外でした。セクシー系でもなく、小柄でキュートでもない。ねずみの親戚のような種類らしいのですが、そういう意味では大柄(1mくらい)だし、座ってる後ろ姿の首から肩にかけて、なんとなく哀愁を感じてしまったり。精悍さや緻密さにまったく欠けていて、カピバラさんには悪いのだけれど、デザイン的にはぼわっと、スケールアウトした感じの全体像。その原因かもしれない太めの体毛による粗目のもさもさした感じ・・・。それでも、そういうところからして素晴しいと思える存在感なんです。白目が無いのか黒目が大きいのか「?」ですが、野生の姿をテレビで見た時も目は半開き。遠くを見ているのか達観しているのかの如き眼差しや、ちいさめの耳。もったりした鼻。ゆるさの加減が琴線に触れた感じです。どうも伊豆のシャボテン公園にもいるらしく、今の季節は、南米生まれのせいなのか温かい温泉がお気に入りのようで、「カピバラさんのいい湯だな」なんてページもありました。見てるこっちが緩んできます。実際は水陸両用ボディのようで、手には水かきがあって、目、鼻、耳だけを水面に出してカバのように泳げるようです。ますます侮れない、カピバラです。トヨタは「ヴィッツ」の新型を投入してきました。日産の「ノート」がぱっちりと見開いたような目(ヘッドライト)をしているのに対して、なんとなく半眼っぽい感じは、カピっぽく見えます。・・・ん?、私だけですね。そう思ってるのは。 .. 2005-02-24T08:00:00+09:00 ホスピタリティのある方角へ http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=51860 「どこどこから、なになにさんのデザインで、これこれが発表になったって・・・」。「どれどれ・・・んー、そうきたか」。「なるほどいい仕事してますなぁ」。「あれ見た!」。「どこどこのなになにね」。「そうそう。どうよ!」。「いいんじゃない。でもなぁ・・・」。「でも何?、ああいうの欲しがってなかったけ!」。「そうなんだけど、なんかもうよくなっちゃったよ」。情報としてモノの消費は年々加速している感じですよね。気に入ったモノや気になってるモノがあり、新しい商品や話題の品も知っているけど、じゃあ、その現実のモノの機能を消費するために即購入するかというと、そこはちょっと違う。「デザイン家電」なんて言葉が出始めた数年前から特にそうなんじゃないかと思います。機能が必要で消費していた頃は、新しい機能や性能をアピールすればよく、それにアドバンテージが見出しにくい状況が訪れたことで、モノのデザイン性、言い換えれば文化的洗練度という性能のアピールに鞍替えしたんです。とはいえ、企画やデザイン要素のパラメーターが今を感じやすく判りやすいモノほど、避けられない「飽き」の訪れも早いんですよね。もともと多義的なモノと人と環境の関係。あればよかったという意味的には平坦な感じのモノとしての存在から、意味的に盛り上がった存在にドライブさせる過程で必要とされるデザイン。そういう現状では、供給者側の「産み」の必要性と、使用者としての必要性(満足・愛着度)のギャップは埋まりにくい感じがしてます。モノと人は、もっとホスピタリティのある関係になれないんでしょうか?・・・。昨年くらいからそんな思いが強くなってます。 .. 2005-02-23T08:00:00+09:00 ローレライから紡錘形 http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=51752 今朝、電車の中で見かけた女性は「終戦のローレライ」の文庫本を読んでいました。この小説はまだ読んでいないのだけれど、潜水艦モノには昔からめっぽう弱いんです。小学生の高学年の頃に「沈黙の世界(初公開1956年/監督:ジャック=イヴ・クストー)/フランス」というドキュメンタリー映画を父親とともに見たことが原因とは言えないけれど、その後も「深海」、「潜水艦」系には惹かれる部分があって、「沈黙の艦隊」などの漫画や映画など、メディアに関係なく目がいきます。最近はめっきりダイビングには行っていないですが、たぷんと海水に沈み込んでいき、足がつかない3次元に中性浮力持ったまま動いていられる感覚は、環境と自分との境が皮膚であることを実感させてくれるので、時間が許せば行きたいところです。じゃあ、潜水艦に詳しいの?・・・と聞かれると、ちょっと困ります。どちらかと言うとモノとしての性能や機能より、形が好きなんですね。紡錘形のフォルムが。流線型とも言えるのかもしれないけれど、それより太っちょな感じがいいんです。動物で言えば、イルカもいいけれどアザラシや太めのペンギン系。陸に上がるとごろごろ、よたよたするしかないのだけれど、ひとたび水を得た時の機動力には目を見張りますよね。潜水艦は日本のディーゼル式の、もったりフォルムのタイプが気に入ってます(はるしお型)。 .. 2005-02-22T18:43:38+09:00 展覧会[桑沢2005][デザイナーと道具展]を見て http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=51349 昨日は、桑沢デザイン研究所卒業制作展「桑沢2005」と、松屋銀座での「デザイナーと道具展」を見てきました。「桑沢2005」は、新校舎での卒展ということもあり、新校舎見たさのOBも今年は多いとの事。昔の校舎を思い出せないくらいに変わってしまった母校の真新しい内外装や、窓からの見える渋谷の風景の移り変わりに、時間の経過を実感しました。紙を止めるクリップを曲げながら、椅子や机のフレーム構造スタディを重ね、その中から発見した案を具現化したテーブル。仮設住居への提案。ペンダントライトを模した、天井からぶら下がるエアコン等、好感が持てました。「デザイナーと道具展」は、各方面のデザイナー達の、アイデアを具現化する道具と、それによって描かれたスケッチが展示されています。色鉛筆、6Bの鉛筆、筆ペン、からハサミ、マウス、大学ノート、A4のコピー用紙の束等々・・・。1本の線や文字列から醸し出されるその人らしさ。道具は手の延長であり、思考・思想の伝達先です。道具の銘柄にはこだわりが少なく、いつ降りてくるかわからないアイデアの受け止め先として、そばに置いている道具達。「あんたに、こんなふうに使われるとは、道具冥利に尽きる!」声が聞こえてきそうな道具が主役の展覧会でした。展示のガラスに顔を近づけて見ている人も多く、皆さんじっくり味わっているような良い展覧会でした。 .. 2005-02-21T14:08:45+09:00 新潟出張 http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=50744 夜半にうっすらと積もった雪で、粉砂糖をふりかけたチョコレート菓子のように見える東急世田谷線線路脇の砂利をみながら、人気もまばらな駅へ向かったのが朝6時過ぎ。ちょっと事務所によって資料を取り、8時過ぎに着いた上越新幹線下りホームは、ボードを手にした人、温泉地へでも向かいそうな年配の女性旅行客等々・・・。同じ時間帯の平日の出張風景とは大違いです。ざわざわするノイズもこころなしか明るい印象なのは、出かける目的だけでなく、カラフルで多彩な休日ファッションのせいですね。そう思うといつもは確かに紺、グレー、黒、ベージュです。「ガーラ湯沢は強風のため営業を中止しており・・・」なんて「えっ吹雪いてんの?」と思えるアナウンスの後、Maxときは出発です。高崎までは小降りの雪。トンネルを抜けた越後湯沢では、アナウンスはどこえやら・・・曇ってはいるものの雪は降っていませんでした。楽しそうな笑い声とともに、乗っていた車両では、ざっと8割近くは降車します。19年(だったかな?)ぶりの豪雪を見ながら思いだすのは、29年程昔の小学校時代のスキー旅行の記憶です。あの頃はほんとうに雪国にきたぁ、という思いでした。長岡を過ぎ、燕三条に到着。出張の土曜日でした。 .. 2005-02-19T23:06:27+09:00 テレビ断ち http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=50081 週間文春(2月24日号/P44)に「短期集中キャンペーン テレビなんかいらない!」という記事。著名人に1週間の"テレビ断ち"をお願いし、結果を報告してもらう・・・という内容でした。記事の中の文章中には「ニュース中毒」なるフレーズも登場し、加えて「50歳以上の男性の視聴時間は5時間超」ともあります。家に帰ると同時に冷蔵庫をチェックしテレビをオン。老若男女問わずなんですよね。誰しも何の気なしに「テレビを見る」と表現します。でも実際は「テレビ番組」を視聴しているのであって、テレビの本体そのものを鑑賞したりはしないです。お気に入りのドラマや、ドキュメンタリーを選択して楽しんで見た後は、DVDを見た後のように「STOP」すればいいんですよね。この記事にはだらだらと就寝間際まで・・・というのが多いようで、そうなると、番組を見てる気になってますが、実はブラウン管に映るRGBの点滅を、寄せては引く波を見てるように、眺めているだけなのかもしれませんね。・・・だとすると正しいんですね「テレビを見る」という言い回しは・・・。しかし、デザインの仕事をしていると、平日はゆっくりテレビを見る時間もとれないことが多いですね。というわけでまだ自宅にもHDレコーダーの無い家です。 .. 2005-02-18T08:10:00+09:00 ニュートンはリンゴの中に! http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=49846 N@blogさんを久しぶりに訪問しました。わぉ!。「いよいよ Newton を Mac OS X で起動する。Newton オーナーなら涙なくしては読めないはずだ。間違いない」というフレーズで始まる「Einstein Project:Newton を起動する」との投稿があるではないですか!。いやいや、Newtonオーナーだった人には、感動です。Newton OSをMac OS Xで動作させるためのプロセスが、自身のトライを交えて詳細に解説されてます。・・がしかし!。読み進むうちに、がーん!・・・です。その前日の「Einstein Project:準備」という記事には「MP120/130 の人、ごめん。ダメだ」との事。テンション急降下です。わたしに手元にあるのは内蔵電池が終わってしまって冬眠中のMP130。ん〜、残念!。Newton OSってアフォーダンスのしっかりした、柔軟な発想のいいOS(環境)だったんです。ほんとに。 2005-02-17T11:14:45+09:00 雨・運河・湯気・傘 http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=49486 冷たい雨の東京です。天王洲アイル品川寄りの運河からは湯気が立ち上り、風に煽られ、まるで砂漠の風紋が作られているかのように、美しい筋を引きながら水面を滑っていきます。運河から雲が生成されていくようでした。2003年の4月に、アムステルダムの空港へ向け降下を始めた機中から見えた雲の集会(低い高度からかなり上空までを、大小、濃淡さまざまの雲達が、青い空を背景に浮遊している様)も、ビビットな油彩画のように壮観でしたが、今日の水面を滑る雲(湯気)は水墨画の色調。水が見せる状態の変化は、はっとさせらるシーンが数多いです。そんな今日は、先週のメルマガに載っていた傘、「独Knirpsのグラスファイバー傘」・・・を思い出し、さっそくmy wish list入りです。 2005-02-16T11:44:48+09:00 ステンのお箸 http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=49147 こういう携帯用お箸があったんですね。知りませんでした。アウトドア関連のところにあるのかな?。「今となってはあまり見かけない」と書いてあるけれど・・・なぜだろう?。便利そうだけれど。フィールドノート九州さんのページを見ていると西表に行きたくなりますね。 2005-02-15T11:08:32+09:00 TENNOZ http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=49142 りんかい線天王洲アイル駅の地上に出る一つ前のエスカレーター。そこには毎朝、今朝の匂いが入り込んで来て、昨日とは違う1日なんだなぁと感じてたりします。朝からのんびりしてる訳じゃないです。足は急いでます。今朝の9時台に関して言えば、海っぽい(潮っぽい?)匂いはしませんでした。天王洲アイルは周りが運河です。仕事場はその中でも品川寄りの地域。運河を渡ってくる風からも、そういう匂いのする時があります。また、運河の水面は時間によって上がったり、下がったりしてますし、当然水面は絶えず表情を変えてます。そういう水面を見ながら「?」です。水面と書くのだから「水という媒質の上面のサーフェース」が正しいのでしょうが、魚やダイバーから見れば「空気という媒質の底面のサーフェース」です。要は境界面なんですから「水空面」と呼ぼう!、なんて思いますが、「空=無」という観念なんでしょうか?。けっしてエンプティな空間では無いんですけどね。運河では、たまに魚が跳ねたり、鵜がダイブしてたりします。以外と身近にいろんな動物達がいるんですよね。 2005-02-15T10:47:20+09:00 THANN http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=47501 妻はアロマセラピストという仕事をしています。その仕事で関係している先・・・とのことで、ここのところ自宅のバスルームや洗面周りは、この「THANN」というブランドの商品が幅を利かせています。パッケージデザインやサイト等、ブランドアイデンティティも明解で好感が持てるんですが、もう単純にその香りのブレンディングセンスに惹かれてます。ナチュラルでオリエンタルで、それでいて泥っぽくない。誇示する要素はどこにも無く、それでいて「素」でもない。洗練された仕事です。サイトには「Stay nature,Love nature,Stay close to nature,it will never fail you.」とフランク・ロイド・ライトの言葉が引用されていました。日本語のサイトも準備中のようです。 2005-02-10T11:40:12+09:00 Fe:LOG 始めました。 http://blog.tetsutaro.com//index.php?itemid=47249 知覚することのほとんどがあっという間に過去のものになっていきます。時間にはさからえませんから、経験として蓄積、体験として記憶しておければ過去になってもあまり不都合にはならないですよね。でも体に刻まれたLOGの数って、意識できるものはとっても少ない感じがします。そのほとんどを流してしまうように人の体はできているんですかねぇ。とはいえ、それではちょっとあんまりなので記録しておこうと思い、Fe:LOGを始めました。いろいろな種類の外部からの入力は、自分自身の経験や感覚というアルゴリズムを経て、デザインという外部出力に変換されていきます。日々の暮らしの中(環境・人・モノ)での何気ない一瞬が、「キュン」とキャッチできる事は、瑞々しい出力のための最初の1歩なんだよなぁ・・と、仕事柄、改めて感じている今日この頃です。そんなことをもやもやと思いながら、気になった事、感じた事、デザインという出力のずっと手前、アイデアとしての発芽以前の感覚を記録していこうと思っています。 2005-02-09T16:28:49+09:00